ひかり学院の大学受験・高校受験情報

神奈川県の公立高校受験・中堅大学受験情報やおすすめの学習方法。https://www.hikarigakuin.jp/

ゲーム、スマホでお悩みの保護者様へ

スマホばかりいじってて勉強しない」「ゲームのことなら詳しいのに…」とお悩みの保護者様は大勢いらっしゃることと思います。
特に中学生になるとスマホの所持率はかなり上がり、スマホさえあればゲームも友達との連絡も、やりたい放題です。

皆様のご家庭では、スマホやゲームをする時のルールを作っていますか?
お子様が無制限に触れる状態になっているとしたら、まずはルール作りからしてください。
例えば

・1日に1時間までは自由にやって良い。
・自分の部屋には持ち込まない。
・夜10時以降は触らない。
・試験前は保護者に預ける。

などです。
ここで大事なのは、一方的にルールを押し付けるのではなく、話し合いで決めることです。
お子様も納得したルールでなければ、守ることはできません。
また、勉強をしないからといって完全に禁止してしまうのも逆効果になりかねません。

当塾の生徒で
「毎日塾に通う代わりに、帰宅後は1時間ゲームをやって良い」
というルールを作った子がいましたが、入試の前日までそのルールを続けたのですが、中2の終わりの段階では厳しいと思われた志望校に見事合格しました。
その子にとっては1日1時間のゲームの時間が、勉強で疲れた頭をリラックスさせるために必要だったのです。

このように、やるべきことをやれば、やりたいことが出来るという生活のリズムが作れれば、スマホやゲームも決して悪いものではありません。
是非お子様とルール作りについて話し合ってみてください。
その際に気を付けたいのは「やるべきこと」のハードルを上げ過ぎないことです。
「ちょっと頑張れば出来ること」を課題にしてあげると良いです。

ちなみに我が家では、ゲームをやっている時に横から口を出しまくっています。
「そうじゃない」「あー、それじゃダメだよ」
などと言い続けていると、あまりゲームをやらなくなってきました(笑)

  

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「うちの子、本を読まないんです。」とお悩みの保護者様へ

世の保護者様のほとんどは、我が子に本を読んでほしいと思っています。本を読んだ方が、国語力がつくからです。(それだけで国語力がつく訳ではないですが)
しかし、ほとんどのお子さんには読書の習慣がありません。今の時代、様々な娯楽が氾濫しており、子ども達は手軽に楽しめるもの、ゲームなどに流れがちです。

では、どうしたら子ども達は本を読むようになるでしょうか?
それにはまず、保護者様の期待値とお子様の希望とのギャップを埋めなければなりません。「本を読む」というと、保護者様がまず考えるのは世界や日本の名作であったり、推薦図書だったりしますが、子ども達にとっては初めからそういう本を読むのはハードルが高く、苦痛でしかないこともあります。親がいくら「面白いから」と言って薦めても、興味がないものに子どもは手を出しません。

その逆に、興味があるものだったら子ども達は読みます。
それはサッカーの雑誌でも、漫画でも、ゲームの攻略本でも、あるいはネット上のものでも、字の書かれているものでしたら何でも良いです。まずは「活字に触れる」ことを最優先し、内容は問いません。何か興味のあるジャンルのものを、それとなく紹介してあげてください。
それがきっかけで、他の本も読むようになる子もいれば、そうでない子もいます。親に出来ることは、興味のありそうなものを案内することだけで、選択するのはお子様です。
思い通りにならないと親は焦ったりイラついたりしてしまいがちですが、お子様が成長する時期は人それぞれです。我が子の成長の時が来るまで、親は我慢して待ちましょう。

かく言う私も、本を読むようになった入口は、鉄道雑誌でした。そこに掲載されている紀行文を読むのが楽しく、そこから戦国時代の武将の伝記、推理小説などに進みました。
私の最も得意な科目は国語ですが、文豪と言われる作家の作品の1割も読んでいません。それでも、興味のある分野の本を読むことで、自然と語彙力も身につけることが出来ました。

お子様にとって、何がきっかけとなるかは分かりません。
可能性を否定しないためにも、親が「どうせゲーム」「雑誌なんて」と思わず、今のお子様の興味・関心を受け入れてあげてください。(もちろん、興味を持つような仕掛けをすることも親の役割ではありますが。)

  

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「勉強しているのにテストの点数が上がらない」時に読む記事Vol.2~「わかる」「できる」の勘違い~

「ド忘れ」はなぜ起こる?

テストを受けた時に「あ~、この問題やったのに、思い出せない!」という経験は多くの人がしていると思います。「ド忘れ」というやつです。
いわゆる「一夜漬け」をした場合によくあることかと思いますが、テスト2週間前から頑張っていたとしても、取り組み方次第では同じ過ちを犯す可能性があります。
そこで今日は「わかる」「できる」の勘違いについてお伝えします。

例えば数学で分からなかった問題があった時、どうすれば良いでしょうか。

①質問をする。
②解説を読む。
③気にせず先に進む。

の3通りが考えられます。
③は論外として(実際にはこういうお子様もいます)、当塾では①よりも②を重視しています。
まずは「自分で解説を読み、理解する力」を養うことが重要だからです。
ここで気を付けなければいけないのが、「解説を読んで分かった」というお子様です。
この段階では、答えに至る筋道が分っただけで、自分で解ける力はまだ身についていません。つまり、「わかった」だけで、「できる」ようになった訳ではないのです。
次のステップとして必ず「自分で解き直す」ことが重要で、解説を一切見ないで解けるようになって、初めて「できる」と言えるのです。
解説を読んで「わかった」つもりになっているお子様が、冒頭の「思い出せない」に陥りがちです。

重要なのは「みにつく」こと

しかし、ここで第二の落とし穴があります。
せっかくできるようになっても、1回解いただけで終わってしまうと、しばらくすると忘れてしまう可能性が高いので、これだとやはり「思い出せない」になってしまいます。
重要なのは「身につくまで繰り返し解く」ことです。問題を見たら、パッと解法が思いつくレベルになっていることが、「みについた」状態だと思ってください。
1度で正解できなかった問題は、「みにつく」レベルまで繰り返し解かないと、いざテストの時に正解できません。
定期テストなら、8割方の問題はこの状態になっていないと、難関問題にじっくり時間をかけて解くことが出来なくなります。
90点以上を取りたいのであれば、このレベルを常に維持できるよう、問題演習を重ねてください。

この「わかる」「できる」「みにつく」の3ステップが、テストで点数を取るために必要なことです。
勉強したのに点数が伸びないお子様のは、「わかる」か「できる」の段階で終わってしまうことが原因であることが多いです。
「みにつく」まで「やりきる」ように、意識と行動を変えていきましょう。

<ここからは宣伝です。塾生や遠方の方は読み飛ばしてください>
「みにつくまでやりきる」と言われても、ご家庭では誘惑が多く、なかなか学習がはかどらない、というお子様も多いかと思います。
そこで、ひかり学院では個別授業100分+問題演習無制限という授業形態をとっており、塾に来た日は何時間でも学習できる環境を整えています。
更には、通い放題コースであれば、毎日何時間でも学習可能になるので、高校受験を控えた中学3年生には好評です。
<以上、宣伝終わり>

せっかく勉強したことが無駄にならないよう、「みにつく」まで繰り返し問題演習をする習慣を作ってください。

 

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2019年神奈川県公立高校入試 県東部地区の状況

県全体の実質倍率は1.19倍、県東部では1.26倍

2019年の神奈川県公立高校入試の実質倍率は、県全体では1.19倍でした。
昨年は1.20倍でしたので、横ばいの状態です。
募集定員を100人とすると、119人が受検したことになりますので、合格率は100÷119×100≒84.0%
になります。8割以上の受検者が合格する計算です。
では、当塾の展開する横浜市鶴見区港北区川崎市川崎区から通学しやすいエリアにある高校の状況はどうでしょうか。
倍率は1.26倍まで上がり、合格率は79.1%です。
昨年よりは下がりましたが、今でも人口増加が続く地域も多く、県全体に比べると厳しい戦いになっています。
学校別の状況は、以下の表にまとめてみました。

  実質受検者 合格者
(定員)
実質倍率 合格率 昨年倍率
横浜翠嵐 659 358 1.84 54.3 1.83
川和 437 318 1.37 72.8 1.46
横浜サイエンスフロンティア 296 238 1.24 80.4 1.52

神奈川総合

(個性化)

288 162 1.78 56.3 1.42

神奈川総合

(国際文化)

155 91 1.70 58.7 1.40
市ヶ尾 531 398 1.33 75.0 1.18
393 268 1.47 68.2 1.38
港北 417 358 1.16 85.9 1.33
元石川 465 358 1.30 77.0 1.30
鶴見 383 318 1.20 83.0 1.31
岸根 405 318 1.27 78.5 1.23
荏田 417 398 1.05 95.4 1.27
城郷 344 318 1.08 92.4 1.34
新栄 390 358 1.09 91.8 1.24
新羽 467 398 1.17 85.2 1.29
鶴見総合 352 258 1.36 73.3 1.28
白山 297 278 1.07 93.6 1.22
新城 373 268 1.39 71.8 1.49

市立橘

(普通)

292 198 1.47 67.8 1.17

市立橘

(国際)

46 39 1.18 84.8 1.82
住吉 517 358 1.44 69.2 1.25
市立高津 335 278 1.21 83.0 1.45
県立川崎 277 225 1.23 81.2 1.15
川崎北 383 318 1.20 83.0 1.18

市立川崎

(普通)

43 38 1.13 88.4 1.08

市立川崎

(生活科学)

44 39 1.13 88.6 1.15

市立川崎

(福祉)

35 39 0.90 100.0 1.13

市立幸

(普通)

90 78 1.15 86.7 1.35

市立幸

(ビジネス)

136 158 0.86 100.0 1.25

大師

213 228 0.93 100.0 1.00
光陵 438 278 1.58 63.5 1.44
横浜平沼 469 318 1.47 67.8 1.24
保土ヶ谷 321 318 1.01 99.1 1.14
みなと総合 328 232 1.41 70.7 1.31

横浜商業

(商業)

241 199 1.21 82.6 1.32

横浜商業

(国際)

73 35 2.09 47.9 1.34

神奈川工業

(機械)

85 78 1.09 91.8 1.09

神奈川工業

(電気)

130 118 1.10 90.8 1.16

神奈川工業

(建設)

91 78 1.17 85.7 1.03

神奈川工業

(デザイン)

41 39 1.05 95.1 1.13

川崎工科

237 238 1.00 100.0 1.00

向の岡工業

(機械)

72 75 0.96 100.0 1.15

向の岡工業

(電気)

71 78 0.91 100.0 1.03

向の岡工業

(建設)

83 78 1.06 94.0 0.97

川崎総合科学

(建設工学)

51 40 1.28 78.4 1.53

川崎総合科学

(総合電気)

42 39 1.08 92.9 1.38

川崎総合科学

(電子機械)

60 40 1.50 66.7 1.38

川崎総合科学

情報工学

54 40 1.35 74.1 1.58

川崎総合科学

(デザイン)

61 39 1.56 63.9 1.23

川崎総合科学

(科学)

38 39 0.97 100.0 1.13
合計 12466 9856 1.26 79.1 1.30
           
全県     1.19 84.0 1.20

 

実質倍率が1.3倍以上を赤表記、1.1倍以下を水色表記としました。
上位校・人気校は当然のように2年連続で1.3倍以上になっています。
1.1倍以下になった高校でも、前年は1.3倍以上で前年の人気を背景に今年度は敬遠されるという、いわゆる隔年現象が起きている学校も見られますので、そうした学校では、むしろ来年は人気になる可能性が高いです。
一方、2年連続で1.1倍以下、特に定員割れしている高校は下位校に集中しています。
「公立校ならどこでも良い」というのであれば入れる高校はありますが、行きたい高校があるのでしたら、志望校の状況をしっかり把握しておきましょう。

私立高校無償化の影響

神奈川県でも、昨年より私立高校の授業料補助制度が始まりました。
東京都では、この制度により私立を選択するご家庭が増えていますが、神奈川県では

・所得制限が590万円であること(東京都は760万円)。
・対象は県内の私立高校に限られること。
・授業料以外の施設費などは対象にならないこと。

などから、東京都ほど大きな影響は出ていません。
一番影響を受けているのは下位校で、私立の方が面倒見が良いという理由から私立に流れるご家庭が増えていて、それが定員割れもしくは低倍率に繋がっているようです。

一方で、「公立に不合格なら私立でもOK」という気持ちで、これまでより公立は安全策を取らずにチャレンジしやすくなりましたので、自分の実力に見合った高校を選びやすくなったとも言えます。
そうなると、中位校以上にはこれまでより更に人気が集中する可能性があります。

必要なのは内申点に頼らない「得点力」

神奈川県公立高校入試の制度上、志望校選択においては内申点の影響が大きくなりますが、内申点定期テスト以外の要素も加味された総合評価であり、また全中学校で完全に同じ基準では評価されていないので、内申点はお子様の実力を正確に表すものではありません。(もちろん、一定の信頼を置ける基準ではあります。)
入試で成功するためには、内申点を稼ぐことと併せて、いつでも確実に点数を取れる「得点力」を磨くが重要ですが、得点力は問題演習でしか培うことはできませんので、
1日1ページは問題を解くなど、「勉強の量」を決めて学習すると良いです。(その際、楽過ぎない量を設定してください。)
入試レベルの問題まで取り組めるようになり、併せて模試も受験することが理想です。あとになって「あの時もっとやっておけば良かった」ということにならないよう、早めの取り組みをしましょう。

 

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「勉強しているのにテストの点数が上がらない」時に読む記事Vol.1~「作業」と「勉強」の違い~

「テスト勉強を頑張ったのに、思ったほど点数が取れなかった」というのは、よく聞く話です。では、なぜ点数が取れなかったのか、と言えば答えは簡単で、「勉強法が間違っている」からです。
今回は、ありがちなパターンの1つ「ノートまとめを頑張る子」についてご紹介します。

「ノートまとめを頑張ったのに、テストで点数が取れなかった」というのは、普段から真面目にコツコツと頑張る子が陥りがちですが、なぜノートまとめを頑張るのかと言えば、「ほとんどの公立中学では提出課題になるから」です。提出したノートの出来栄えが成績(内申点)に直結するので、カラフルなペンを使って一生懸命にノートを作ります。
公立中学に通うお子様以外でも、ノートまとめを頑張るお子様は多いです。なぜなら、勉強を頑張った感が強いからです。
しかし、ノートまとめはただの「作業」なので、労力の割に知識は身につきません。作業中は意識が「きれいなノートを作ること」に集中してしまいがちだからです。まずは「作業」と「勉強」の違いを理解し、作業時間は可能な限り短くし、勉強時間を確保してください。
公立中学に通うお子様は成績に直結する以上、ノートまとめ自体はしなければなりません(私はノート提出の課題には反対です)が、必要以上に時間をかけてしまうと、「達成感だけで知識は身についていない」状態になります。
これが、「勉強を頑張ったのに点数が取れない」原因の1つです。

では、どうすれば良いのでしょうか。ノートまとめは頑張り過ぎないことです。
まずは学校の授業中に全力を注いでください。先生の板書を写し、授業中に発言したポイントをメモすればOKです。
その際、ペンの色は変えずに黒一色(シャーペン、鉛筆)で書きましょう。ペンを持ち変えると作業効率が落ちます(先生が色を変えた所は変えても良いです。)。どうしてもカラフルにしたい人は、後からラインマーカーで色づけするくらいで良いです。
授業中にノートをしっかり取れないと、教科書や参考書などを丸写しするという無駄な作業が発生します。まずは授業に集中!です。
ノート提出が課題になっていないお子様は、今すぐノートまとめをやめましょう。

ノートまとめの作業時間を減らしたら、勉強に取りかかりましょう。勉強にはインプットとアウトプットの2種類があります。

教科書やプリントを読む=インプット
問題を解く=アウトプット

です。当たり前のことですが、「問題を解く」ことが重要です。問題を解かなければ、知識が定着しているかの確認が出来ませんし、そもそもテストとは知識をアウトプットする場ですから、アウトプットの練習をしておかなければ、本番では役に立ちません。
スポーツでも、ルールブックや技術書を読んだだけで試合に出る選手はいません。基礎練習から試合形式の練習までをこなさなければ、試合で活躍できません。
勉強も同じです。基礎問題から始め、応用問題、テスト対策問題と解かなければ、テストで満足のいく結果を得ることはできません。問題演習をどれだけしたか(量)と、どのようにしたか(質)によってテストの点数が決まります。「質」の部分については、機会を改めてお伝えします。

 保護者の皆様は、お子様がどんな風に勉強をしているのか、覗いてみてください。
もし、教科書を黙々と写していたり、カラーペンで丹念に文字を書け分けていたら要注意ですが、お子様の行動を否定することなく、「ノートまとめが終わったら問題も解いてみようね。」と声がけしてあげてください。

<ここからは宣伝です。塾生の保護者様や遠方の方は読み飛ばしてください。>
お子様が反抗期で、なかなか親の言うことを聞かないという場合は、塾に任せるのも1つの方法です。当塾では、授業時間以外に問題演習があり、何時間でも問題演習可能です。もちろん、問題演習の内容もアドバイスし、質問対応もしますので、勉強の仕方が分からないお子様、ご家庭で勉強がはかどらないお子様にお勧めです。
<以上、宣伝終わり。>

「作業」と「勉強」の違いを理解し勉強の仕方を変えることが、点数アップの道の第一歩です。
親子で勉強法について考える機会を作るのが理想ですが、難しい場合はこの記事を是非お子様にも読ませてあげてください。

 

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「正しい音読の方法」とは?~国語力をつけるために大事なこと~

「うちの子、読解が苦手なんです。」
という保護者様の声はよく耳にします。
実際、生徒たちの多くは長文の読解が苦手だったり、記述問題には手が出せなかったりしています。根本にあるのは「国語力不足」です。

国語力とは何でしょうか。
読み解く力、文法の知識、語彙力などをトータルしたものが国語力で、その中でも最も大事なのが「語彙力」だと私は考えます。
文章を読んでいて、そこに書いてある言葉の意味が分からなければ、問題を解くことが出来ません。英語で、単語の意味が分からないために文が読めないのと同じです。
しかし、国語が苦手な子の多くは、分からない漢字・言葉などを読み飛ばしてしまっているのが実情です。

それを防ぐのに有効なのが「音読」です。小学校の宿題でもよく出されていますね。
しかし、日々の課題になっていると「やっつけ仕事」で終わらせていませんか。
せっかくお子さんが音読しているのに、晩御飯の準備をしながら聞いている、という状態では、音読の効果はありません。
音読を通して国語力を高めるのに重要なのは以下の点です。小学校低学年のうちから取り組み始めるのがベストです。
中学生でも間に合います。親子関係が良好に保たれている場合は、是非取り組んでください。

①お子さんの隣に座り、読んでいるものを一緒に読む。
これにより、読み飛ばしや読み間違いに気づくことが出来、アクセントの違いなども指摘することが出来ます。
読み方の分からない漢字が出てきたら、その場で教えてあげてください。

②1日1ページ、1段落だけでも良いので、毎日読む。
学校から読む範囲を指定されていない場合でしたら、1回ごとのハードルは上げず、少しの分量でも良いので毎日続けてください。
同じ分を繰り返し読むことも効果的です。

③読むものは何でもアリ。文学作品にこだわらず、ゲームの攻略本でも良い。
大事なのは文章を読むことなので、興味のないものを嫌々読むくらいなら、ゲームの攻略本や漫画でも良いです。
漫画などは、登場人物ごとに声色を変える、感情を込めて読むなどの工夫をすれば、かえって表現力が身につきます。

④「自分で調べなさい。」はNG。分からない言葉が出てきたら、意味を教えてあげる。
「これ何て読むの。」「これどういう意味。」とお子さん聞かれた時に、「自分で調べなさい。」と言っていませんか。
せっかくお子さんが興味を持って質問をしてきたのに、「自分で調べろ。」と言われると、その段階で好奇心の扉が閉じてしまう可能性があります。
ゆくゆくは自分で調べられるようになるのが理想ですが、最初のうちはどんどん教えてあげてください。
もし、保護者様も分からない言葉が出てきた時は、一緒に調べましょう。
その時こそ、調べる力をつけるチャンスです。
辞書・インターネットなど、色々な手段を使ってください。

ついつい大人は理想を追い求め、高いハードルを課してしまいがちですが、「毎日少しずつ」「出来ることから」を心がけてください。
音読を通して読書の習慣がつけば、あとはお子様のペースに任せて大丈夫です。
自分で興味を持って読んでいる本なら、分からない言葉が出てきた時にも調べる意欲が湧きます。
知っている言葉が増えていけば、「意味が分からなくて読めない」ということが減っていきます。

千里の道も一歩からですので、まずはお子さんに寄り添い、一緒に読むところからスタートしてあげてください。

 

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集団塾並みの低価格で学べる個別指導塾を目指して

遠ざかっていたブログを再開しました。

「経済格差による学力格差をなくす」

「無駄に高い授業料を取らず、無駄な授業を受けさせない」

「効率的な学習方法を伝える」

「どんな成績でも、何とかしたい気持ちのある生徒は受け入れる」

ことを信条として、集団塾並みの価格で学べる個別指導塾を開業し、7年が経ちます。

 

高校受験では、低価格で何時間でも学習出来るコースで、圧倒的な学習量を確保して志望校合格を叶えます。

私立中学受験では、大手塾にありがちな無駄なカリキュラムを省くことで、週2回または週3回の通塾だけで夏期合宿や正月特訓なども行わずに中堅校の合格を実現します。

 

塾の内容はこちらから

「考える力」を育てる個別指導塾|川崎・鶴見・綱島の【ひかり学院】

 

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