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明治大学 数学(全学部統一入試) 入試傾向分析

【試験の概要】

試験時間:60分
出題範囲:数学Ⅰ・A・Ⅱ・B
     ※理工学部と総合数理学部(4科目)は、別に数学Ⅲの試験有り。
ボーダー偏差値:57.5~62.5程度

【出題傾向】 

大問3題で構成されており、大問1は小問が3~5題程度、大問2と3はまとまった問題となっています。全問マークシート方式の問題です。
難易度は標準程度からやや難しい問題も含まれていますが、そこまで計算量が多くなるような問題があまり見受けられず、個人的には好印象な試験です。内容も一見すると面倒そうな問題に見えますが、解法が見えてくるとすんなりと解けてしまう問題だと感じます。
単元としては数学Ⅰ・A・Ⅱ・Bの範囲からあまり偏りなく出題されています。少ないですが「データの分析」などからの出題もあります。「微分積分」、「数列」、「ベクトル」は直近の3年間は必出となっていますので、優先して学習しておきたい分野です。

【攻略のポイント】

出題頻度としては数学Ⅰ・Aより数学Ⅱ・Bの方が高いので、優先して学習してください。出題傾向の欄に「解法が見えてくると解きやすい」と書きましたが、各分野における基本知識がしっかりと身についており、典型問題に対する解法が整理できていないと厳しいです。そのため、まずはしっかりと教科書や網羅式の問題集に繰り返し取り組みましょう。公式をそのまま当てはめるだけの問題ではないので、基本知識が身についた後は入試問題集などを使用して実践的な問題の考え方をストックしてください。
また大問2と3ではまず問題の状況を理解することに苦労するような出題もありますので、しっかりと図を書いたり、具体的な値を代入して計算をしてみたりといったことが必要になります。

【推奨教材】

まずは基本知識の獲得のために教科書や傍用の問題集、「黄色チャート」や「総合的研究数学」などに繰り返し取り組みましょう。最低でも解答を見たらすんなりと理解できる程度にはなっておきたいところです。
その後は「Z会数学基礎問題集」や「文系の数学 実践力向上編」などを用いて実践力をつけていきましょう。ただ無理に難しい問題集に取り組むよりも、基本知識の定着や計算力の向上の方が重要ですので、そちらを優先して行った後に実践的な問題に取り組むと良いです。

 

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