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「うちの子、本を読まないんです。」とお悩みの保護者様へ

世の保護者様のほとんどは、我が子に本を読んでほしいと思っています。本を読んだ方が、国語力がつくからです。(それだけで国語力がつく訳ではないですが)
しかし、ほとんどのお子さんには読書の習慣がありません。今の時代、様々な娯楽が氾濫しており、子ども達は手軽に楽しめるもの、ゲームなどに流れがちです。

では、どうしたら子ども達は本を読むようになるでしょうか?
それにはまず、保護者様の期待値とお子様の希望とのギャップを埋めなければなりません。「本を読む」というと、保護者様がまず考えるのは世界や日本の名作であったり、推薦図書だったりしますが、子ども達にとっては初めからそういう本を読むのはハードルが高く、苦痛でしかないこともあります。親がいくら「面白いから」と言って薦めても、興味がないものに子どもは手を出しません。

その逆に、興味があるものだったら子ども達は読みます。
それはサッカーの雑誌でも、漫画でも、ゲームの攻略本でも、あるいはネット上のものでも、字の書かれているものでしたら何でも良いです。まずは「活字に触れる」ことを最優先し、内容は問いません。何か興味のあるジャンルのものを、それとなく紹介してあげてください。
それがきっかけで、他の本も読むようになる子もいれば、そうでない子もいます。親に出来ることは、興味のありそうなものを案内することだけで、選択するのはお子様です。
思い通りにならないと親は焦ったりイラついたりしてしまいがちですが、お子様が成長する時期は人それぞれです。我が子の成長の時が来るまで、親は我慢して待ちましょう。

かく言う私も、本を読むようになった入口は、鉄道雑誌でした。そこに掲載されている紀行文を読むのが楽しく、そこから戦国時代の武将の伝記、推理小説などに進みました。
私の最も得意な科目は国語ですが、文豪と言われる作家の作品の1割も読んでいません。それでも、興味のある分野の本を読むことで、自然と語彙力も身につけることが出来ました。

お子様にとって、何がきっかけとなるかは分かりません。
可能性を否定しないためにも、親が「どうせゲーム」「雑誌なんて」と思わず、今のお子様の興味・関心を受け入れてあげてください。(もちろん、興味を持つような仕掛けをすることも親の役割ではありますが。)

  

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