ひかり学院の大学受験・高校受験情報

神奈川県の公立高校受験・中堅大学受験情報やおすすめの学習方法。https://www.hikarigakuin.jp/

「勉強しているのにテストの点数が上がらない」時に読む記事Vol.1~「作業」と「勉強」の違い~

「テスト勉強を頑張ったのに、思ったほど点数が取れなかった」というのは、よく聞く話です。では、なぜ点数が取れなかったのか、と言えば答えは簡単で、「勉強法が間違っている」からです。
今回は、ありがちなパターンの1つ「ノートまとめを頑張る子」についてご紹介します。

「ノートまとめを頑張ったのに、テストで点数が取れなかった」というのは、普段から真面目にコツコツと頑張る子が陥りがちですが、なぜノートまとめを頑張るのかと言えば、「ほとんどの公立中学では提出課題になるから」です。提出したノートの出来栄えが成績(内申点)に直結するので、カラフルなペンを使って一生懸命にノートを作ります。
公立中学に通うお子様以外でも、ノートまとめを頑張るお子様は多いです。なぜなら、勉強を頑張った感が強いからです。
しかし、ノートまとめはただの「作業」なので、労力の割に知識は身につきません。作業中は意識が「きれいなノートを作ること」に集中してしまいがちだからです。まずは「作業」と「勉強」の違いを理解し、作業時間は可能な限り短くし、勉強時間を確保してください。
公立中学に通うお子様は成績に直結する以上、ノートまとめ自体はしなければなりません(私はノート提出の課題には反対です)が、必要以上に時間をかけてしまうと、「達成感だけで知識は身についていない」状態になります。
これが、「勉強を頑張ったのに点数が取れない」原因の1つです。

では、どうすれば良いのでしょうか。ノートまとめは頑張り過ぎないことです。
まずは学校の授業中に全力を注いでください。先生の板書を写し、授業中に発言したポイントをメモすればOKです。
その際、ペンの色は変えずに黒一色(シャーペン、鉛筆)で書きましょう。ペンを持ち変えると作業効率が落ちます(先生が色を変えた所は変えても良いです。)。どうしてもカラフルにしたい人は、後からラインマーカーで色づけするくらいで良いです。
授業中にノートをしっかり取れないと、教科書や参考書などを丸写しするという無駄な作業が発生します。まずは授業に集中!です。
ノート提出が課題になっていないお子様は、今すぐノートまとめをやめましょう。

ノートまとめの作業時間を減らしたら、勉強に取りかかりましょう。勉強にはインプットとアウトプットの2種類があります。

教科書やプリントを読む=インプット
問題を解く=アウトプット

です。当たり前のことですが、「問題を解く」ことが重要です。問題を解かなければ、知識が定着しているかの確認が出来ませんし、そもそもテストとは知識をアウトプットする場ですから、アウトプットの練習をしておかなければ、本番では役に立ちません。
スポーツでも、ルールブックや技術書を読んだだけで試合に出る選手はいません。基礎練習から試合形式の練習までをこなさなければ、試合で活躍できません。
勉強も同じです。基礎問題から始め、応用問題、テスト対策問題と解かなければ、テストで満足のいく結果を得ることはできません。問題演習をどれだけしたか(量)と、どのようにしたか(質)によってテストの点数が決まります。「質」の部分については、機会を改めてお伝えします。

 保護者の皆様は、お子様がどんな風に勉強をしているのか、覗いてみてください。
もし、教科書を黙々と写していたり、カラーペンで丹念に文字を書け分けていたら要注意ですが、お子様の行動を否定することなく、「ノートまとめが終わったら問題も解いてみようね。」と声がけしてあげてください。

<ここからは宣伝です。塾生の保護者様や遠方の方は読み飛ばしてください。>
お子様が反抗期で、なかなか親の言うことを聞かないという場合は、塾に任せるのも1つの方法です。当塾では、授業時間以外に問題演習があり、何時間でも問題演習可能です。もちろん、問題演習の内容もアドバイスし、質問対応もしますので、勉強の仕方が分からないお子様、ご家庭で勉強がはかどらないお子様にお勧めです。
<以上、宣伝終わり。>

「作業」と「勉強」の違いを理解し勉強の仕方を変えることが、点数アップの道の第一歩です。
親子で勉強法について考える機会を作るのが理想ですが、難しい場合はこの記事を是非お子様にも読ませてあげてください。

 

 にほんブログ村に参加しました。
記事を気に入っていただいたらクリックをお願いします!

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村